2015年4月21日火曜日

澱引きと酒精強化

皆様こんにちは。
先週から酒精強化と澱引き作業が続いております。
去年は3月20日に作業をしましたが、今年は少し遅れ先週から始めました。
因みに大手のボデガは通常12月頃から Deslio(澱引き)をします。
↓大手はタンクなので、こんな感じです。
 
 
 
 

家族経営の小さなボデガは都合に合わせて全てがのんびりなのです。
先ずは、モストを容量5500ℓのデポジト(タンク)に発酵樽から抜き集めます。
 
 

そしてアルコール(葡萄由来の)を約15.5%になるように計算し入れます。
因みに酒精強化用のアルコールは96%と94.6%の2種があります。
そして良ーく混ぜた後、すぐにサンプルを取り研究所で
正確なアルコール度数と成分分析をしてもらいます。
そして翌日は清澄作業。多くのボデガではベントナイトとゼラチンを使います。
↓水で溶いたベントナイト
 
 
 
↓ゼラチンは少しぬるめのお湯で溶きます。
 
 

デポジトへ入れ良ーく混ぜ混ぜ数日置き、ソブレタブラへ移します。
その間に、今度は使った発酵樽を洗わなければなりません。
↓四方八方に水が出るホースを使い
 
 
 
↓一つ一つ樽の中を洗っていきます。1つの樽できれいになるまで各3回づつ…
 これが大変な作業…。
 この時私は機械のスイッチの操作だけなので楽ですが(^^)
 
 
 
 
 


シェリーの熟成樽はシェリーを樽満タンに入れず、
上部に空間を作らなければならないのですが、
今回、ソブレタブラの樽に移した際、いくつかの樽は入れすぎてしまい、
手作業で抜かなくれはならず2度手間に(ーー;)トホホ
 
ではでは、また。
あ!今日からSevillaのフェリアが始まったようです。
 
 
 

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